2007年 クレマチスの会


第4回 クレマチスの会 テーマ
筋委縮性側索硬化症に罹患した
モリー先生の死の受容のプロセスを学ぶ


開催日 平成19年2月3日(土)
講師 平山正実

〈講演会のすすめ方〉
はじめに講師より次のような話をしていただきます。
モリー先生は長年、社会心理学の教授でした。
その先生が不治の病に倒れてしまったのです。
その後、彼の教え子のミッチー・アルボン
(新聞のコラムニスト)との対話を通して、
死をどのように受容していったのかのプロセスを学びます。
その後、参加者との意見交換など話し合いのひと時を予定しています。
第5回 クレマチスの会 テーマ
宮沢賢治の妹との交流を通じてみる、生と死


開催日 平成19年4月14日(土)
講師 平山正実

〈講演会のすすめ方〉
宮沢賢治については、講師より以前も発表されましたが、
今回はもう一方踏み込んだ考察がなされます。
とくに妹の死を契機に宮沢賢治の死生観が
どのように変化したかという点に焦点を絞って話は展開されます。
その後、参加者との意見交換など話し合いのひと時をもつ予定です。
第6回 クレマチスの会 テーマ
泉鏡花と太宰治の死生観


開催日 平成19年6月9日(土)
講師 平山正実

〈講演会のすすめ方〉
日本の文学者として著名なご両人を通じて死生観を学びます。
とくに死生観が幼少時の母親とのかかわりの中で、
どのように形成されていくかという点にポイントを絞って
話は展開されます。
その後、参加者との意見交換など話し合いのひと時をもつ予定です。
第7回 クレマチスの会 テーマ
香りさまざま


開催日 平成19年7月28日(土)
講師 五十子敬子

〈講師プロフィール〉
尚美学園大学大学院教授
昭和大学ヒトゲノム遺伝子解析倫理委員
グリーフケア・サポートプラザ常任理事
著書に『死をめぐる自己決定について-比較法的視座からの考察』
(単著)、『医をめぐる自己決定-倫理・看護・医療・法の視座』
(編者)、『文化の種々相』その他
 
〈講師よりのひと言〉
香りは人の暮らしをいろどる大切なものです。
香木については日本でも既に『日本書紀』に記載があります。
世界に目を向けると、キリストが十字架にかけられた時、
さらに遡ればエジプトの死者の儀式にも香りは漂っていたのです。
そうした香りの種々相についてご一緒にみていきたいと思います。
第8回 クレマチスの会 テーマ
生と死をめぐる教育の現状


開催日 平成19年10月27日(土)
講師 櫻内正美

〈講師プロフィール〉
東海大学付属相模高等学校教諭
東海大学文明研究科修了
1999年より勤務校で生徒相談室担当
日本カウンセリング学会会員
グリーフケア・サポートプラザ理事
東京・生と死を考える会で「死への準備教育」の運営委員
 
〈講師よりのひと言〉
「いのち」をめぐる様々な問題が子どもたちのまわりで
起こっています。今こそ「いのち」と向き合い、
生きることの意味を考える「死への準備教育」が必要と考えます。
「生と死をめぐる教育」の現状をみなさんと
語り合いたいと考えています。
第9回 クレマチスの会 テーマ
悲しみの境界線


開催日 平成19年12月8日(土)
講師 小川慶太郎

〈講師プロフィール〉
5歳の時に両親が離婚。10歳の時、父が自殺。
そして、23歳の時に弟のいじめによる自殺を体験する
新潟大学歯学部卒業
『ぶどうのえだ歯科医院』院長
グリーフケア・サポートプラザ理事
 
〈講師よりのひと言〉
歯科医ですから、少しは歯のことも話さなければと
思っていますが、「喜び」という言葉と、「悲しみ」という言葉と、
その言葉に違いがある通り、何か境界線があるのかな、
と思いを巡らせています。「光」と「闇」についてもそうです。